★ 旬の野菜たち

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農園で栽培する旬野菜たちの紹介です

11月~5月に栽培・収穫する旬の野菜を、あいうえお順に紹介しております。
気候や組み合わせなどで、年によっては栽培していない品目もあります。
ご了承くださいませ。

アスパラ菜(オータムポエム)

アブラナ科です!緑葉色野菜です!
菜心(サイシン)と、紅菜苔(コウサイタイ)を交配してできた新しい品種で、とう立ちした茎・葉・花芽を食べる野菜です。オータムポエムと呼ばれますが、これは「サカタのタネ」が販売している名称で、品種名はアスパラ菜です。
見た目は菜の花に似ていますが、菜の花のような苦味やクセがもなく、ほんのりと甘みがあり、食べた時の食感と風味がアスパラガスによく似ている事からこう呼ばれるようになりました。

●収穫時期 11月中旬~1月中旬
●食べ方
茎が太くて硬そうですが、茹でると柔らかくなり甘味が出ます。さっと下ゆでし、ごまあえ、煮物、天ぷら、サラダ、スープ・みそ汁の具、バター炒め、グラタン、茎はアスパラガスと同じようにベーコン巻き、浅漬けなど幅広く使え、和風、洋風、中華、どんな料理にも相性がいいです。マヨネーズを付けるだけでも美味しいです。緑色が鮮やかなので、料理の彩りとしても重宝な野菜です。
●栄養素や効能と食べ合わせ
カリウムをたくさん含んでいるので、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。ビタミンA、C、鉄分も含んでいます。

イタリアえんどう【豌豆】『イタリア野菜』

マメ科です!
莢は10~11cmと細長く、実は甘みがあり大変美味しいです。
実が十分に膨らんで、膨らんだ実がまだ未熟で柔らかい状態で、サヤが青いうちに収穫し、その中の実だけを食べます。暑さには弱く、旬は春から初夏までです。生のグリーンピースはほとんどが露地物なので出回るのは旬の時期に限られます。冷凍や缶詰にはない風味や美味しさがあります。
●イタリア語で、pisello(ピセッロ)・英語で、pea(ピー)・フランス語で、
pois(ポワ)といいます。

●収穫時期 4月下旬~5月上旬
●栄養素や効能と食べ合わせ
若い豆は見た目が黄緑色です。これはβカロテンが含まれているからです。カリウム、ミネラル、特にビタミンB1やB2を多く含んでいます。必須アミノ酸のリジンや、タンパク質も豊富に含んでいます。
糖質も多くエネルギーになり、食物繊維も多く含んでいます。
また、通常サヤは捨ててしまいますが、うま味成分のグルタミン酸がたくさん含まれています。20~30分、水から煮出すと風味豊かな出汁がとれます。ぜひお試しください。
●保存方法
鮮度が落ちるのが早いのでなるべく早く食べてください。
乾燥に弱く、そのままにしておくと呼吸しているため表面からどんどん水分が失われていくので、乾燥しないようにサヤ付きのままポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室に入れます。それでも2~3日位で食べるようにしてください。サヤから取り出した豆の状態であれば、水に浸して冷蔵庫に入れましょう。
冷凍する場合は、サヤから出して生のままか、かためにゆでて保存袋に入れて冷凍してください。
細長いサヤがいっぱいぶら下がります
10cmくらいあります
浸し豆

かぶ【蕪】

アブラナ科です!葉は緑黄色野菜です!
かぶは別名「すずな」と言われ、
春の七草のひとつです。古くから親しまれてきた野菜で、色は赤・白・黄・紫白、形も真丸・平丸・細長・曲がったものなど全国各地に固有の品種がたくさん栽培されています。
根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜で栄養価も高く、たいへん美味しく食べられます。旬は寒い時期で10月下旬頃から1月頃です。
ふく福ふぁーむでは、
 ・あやめ雪
(紫と白のツートン)
 ・あごおち(緑/白)
 ・玉波(中かぶ白)
 ・はくれい(小かぶ白)
の4品種を作っています。
●イタリア語で、rapa(ラーパ)・英語で、turnip(ターニップ)・フランス語で、navet(ナヴェ)といいます。

●収穫時期 10月下旬~1月下旬
●栄養素や効能と食べ合わせ
葉は実より栄養価が高く、β-カロテンを非常にたくさん含んでいます。ビタミンC・カリウム・カルシウムも豊富に含んでいます。
●保存方法
葉付きの場合は、大根と同じように葉の部分から水分が失われるので、付け根近くから葉を切り落とし、根の部分と分けて保存します。本体は、ラップでくるむか、濡れた新聞紙で包んで保存袋に入れ野菜室に入れてください。
あやめ雪
あやめ雪
葉は、緑黄色野菜で栄養満点!
おでん、黄かぶが映えます!

きくいも【菊芋】

キク科です!
菊芋は、世界三大健康野菜のひとつです。北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属の野菜で、見た目は生姜のようです。“根”ではなく“茎”が太ったものです。主成分は、イヌリンという水溶性植物繊維で、水分を含むと、どろどろになって、余分な糖質やコレステロール、塩分を包み込み、吸収を抑えてくれます。
その結果、血液中の糖質や塩分量が減るので、血糖値や血圧の上昇が抑えられます。薬のように血糖値を直接下げるわけではありませんが、このような作用から『畑のインスリン』と言われることもあります。血糖値・血圧抑制、便秘解消の食材として非常に注目されています。
イヌリンは、腸内で分解されて善玉菌のえさとなり、腸の活動が活発になるため、人によっては食べ過ぎると、一時的にお腹が張ったり、緩くなることもあります。
また、デンプンはほとんど含まれないためカロリーが低く、ビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれており、「スーパーフード」と呼ばれています。
9月頃に咲く花は、黄色で菊の花にそっくりです。背丈3m以上に成長します。赤芋と白芋があり、赤芋の方が少し歯ごたえがあります。
ふく福ふぁーむでは、赤芋と白芋、両方の芋を作っています。
白芋は、佐賀大学農学部が品種改良し作った「サンフラワーポテト」という品種です。
●イタリア語とフランス語で、topinambur(トピナンブール)・英語で、Jerusalem artichoke(エルサレム アーティチョーク)といいます。

●収穫時期 11月~3月
●食べ方
ほんのり甘く、食感はシャキシャキで、クセがないのでどんな料理にも合います。皮と実の間にも栄養がたくさんあります。なるべく皮はむかずに使ってください。
生でサラダでも食べられます。薄く切ったり、千切りにしてドレッシングをかけるとたいへん美味しいです。しかし、水にさらすと、水溶性のイヌリンが溶け出てしまいます。アクが気になる場合は、なるべく短時間でお願いします。
きんぴら・煮物・素揚げ・ポタージュスープ・おでん・カレー・シチュー・豚汁・味噌汁・サラダ・天ぷら・炊き込みご飯・味噌漬け・酢漬け などなど
※酢漬けもたいへん体にもよく美味しいのですが、長期間置くと下方に成分が溶け出て白く沈殿します。せっかくの成分です。ドレッシングなどに利用して食べてくださいね!
●保存方法
洗った生芋は乾燥するとすぐに水分が抜けてしまいます。かといって密封もよくありません。少し湿らせた新聞紙に包んで(新聞紙が湿っているので、包んだ後、ビニール袋に入れる場合は口を少し開けておいてください)、冷蔵庫の野菜室へ入れてください。保存期間は、約2週間ですがなるべく早く食べてください。
●見分け方
押さえてみて柔らかいものは、収穫して洗浄後、時間がたっています。また、切り口が赤みがかっているものも時間がたっています。赤芋も白芋も、表皮が黒ずんでいるものは、病気の可能性が高いです。緑がかっているものは日光に当たって、えぐみがあり美味しくありません。
●栄養素や効能と食べ合わせ
主成分は、「イヌリン」という水溶性の食物繊維で、水分を含むとゲル状になって、余分な糖質やコレステロール・塩分などを包み込み、吸収をブロックします。その結果、血液中に吸収される糖が減るので、血糖値の上昇が抑えられます。
イヌリン自体”糖質”ですが、人の体内には、イヌリンを分解・吸収させる酵素がないので、胃で消化されずに腸まで届きます。腸内で「フラクトオリゴ糖」に分解されて、善玉菌のえさとなり、良い腸内環境を維持します。しかし、腸が弱い人が食べ過ぎると、一時的にお腹が張ったり、緩くなることもあります。
赤いも
菊芋の花
3m以上に成長します!
レストランの一皿。菊芋のポタージュとスライス

キャベツ【甘藍】

アブラナ科です!
フランス語でキャベツはchou(シュー)と言います。お菓子のシュークリームの「シュー」は、キャベツの「シュー」です。シュークリームはフランスで「シュー・ア・ラ・クレーム(chou a la creme)」と言い、クリームが詰まったキャベツという意味です。そういえば、シュークリームはキャベツみたいな形です!
●イタリア語で、cavolo(カーヴォロ)・英語で、cabbage(キャベッジ)といいます。


●収穫時期 12月中旬~
●栄養素や効能と食べ合わせ
ビタミンC、Kが豊富に含まれています、ビタミンCは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があり、ビタミンKは骨の形成に有効です。中でもレッドキャベツには1.5倍以上含まれています。キャベジンと呼ばれるビタミンUも含んでおり、胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用で、潰瘍の予防や治療に非常に高い効果があるそうです。また、大根に含まれているジアスターゼ(でんぷん分解酵素)もキャベツの方が多く、消化を助け、胃酸過多や胃もたれや胸やけなどに効果があります。
トンカツにはキャベツが良く合います。いっしょにキャベツを食べる事でトンカツの脂っぽさで胸やけなどを和らげる効果があります。油物を食べるときや、胃が弱っている時には積極的にキャベツを食べるようにしましょう。

さつまいも【甘藷】

ヒルガオ科です!
中南米が原産地で、日本には中国を経由して伝わり、中国から伝わってきた芋と言う事で「唐芋(からいも)」と呼ばれるようになりました。関東では薩摩藩から伝わった芋なので「薩摩芋(さつまいも)」と呼ばれるようになったようです。ホクホクと甘くて美味しいさつまいも。世界には3000種以上もあるといわれています。根の肥大した部分で、甘藷(かんしょ)とも呼ばれます。
ふく福ふぁーむでは、「べにはるか」、「ふくむらさき」を栽培しています。
●イタリア語で、patata dolce(パタータ ドルチェ)・英語で、sweet potato(スイート ポテト)といいます。

●収穫時期 9月下旬~11月上旬
採れたては、甘みが少なく美味しくないです。2ヶ月くらい貯蔵(キュアリング)して、11月下旬~1月に食べるとたいへん甘く美味しいです。
●食べ方
焼きいも、ふかしいも、天ぷら、煮物、大学いも、お菓子、干しいもなど。さつまいものアクは皮の下に多いので、煮物にする場合は少し厚めに皮をむくとよいです。加熱するとでんぷんが糖に変わり甘味が増します。電子レンジを使うと手軽ですが、一気に加熱するとあまり甘味は強くなりません。糖度を高めたい場合は、65~75度くらいの低温でじっくり(10~15分維持)と加熱するといいです。
芋づると呼ばれる、葉が付く茎の部分も食べられます。皮をむく手間がかかりますが、炒めたり煮たりして、たいへん美味しく食べられます。皮をむかないでも食べられる茎を食べる専用の品種もあります。
●栄養素や効能と食べ合わせ
含まれているビタミンCは、じゃがいもと同じく、でんぷんに守られており加熱しても壊れにくいです。カリウム、食物繊維も豊富に含んでいます。紫色の品種には、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種のアントシアニンを含んでいます。また、生のサツマイモを切ると断面から白いミルク状の液体が滲み出してきますが、「ヤラピン」という成分で、昔から緩下剤としての効果があることが知られています。これと同時に効率よく食物繊維をとることができるので、この両方の相乗効果によって便秘の改善が期待できます。
●保存方法
低温と乾燥に弱いので、冷蔵庫には入ないでください。風通しのよい冷暗所で保存してください。13~16度くらいが適温です。また、芋掘りなどで掘りたての芋は、1ヶ月くらい風通しのよい場所で陰干しするとぐっと甘味が増します。
紫の品種
レストランの一皿。バーニャカウダとべにはるか・ぎんなん・むかご

さといも【里芋】

すみません、今年は猪の被害で全滅で収穫できません

サトイモ科です!
さといもは、根のように見えますが、茎が肥大したもので塊茎(かいけい)と肥大した地下茎の総称です。この肥大した地下茎を主に芋として食べています。
原産地は、インド東部からインドシナ半島で、現地ではタロイモと呼ばれています。
株の中心に親イモができ、そのまわりに小さな子いも、孫いもが増えていきます。いろいろな種類があり、親芋を主に食べる品種や子いもだけ食べるもの、どちらも食べるものがあります。
ふく福ふぁーむでは、煮崩れしにくい品種を作っています。
また、さといもをあつかうと手が痒くなる人がいますが、これはシュウ酸という成分です。ほうれんそうなどにも含まれています。とげのような結晶なので皮膚に刺さるからです。味の上ではエグミになってしまいます。
●イタリア語で、colocasia(コロカージャ)・英語で、taro(タロ)といいます。

●収穫時期 10月下旬~
●栄養素や効能と食べ合わせ
カリウムを多く含み、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があります。また、里芋のぬめりは「ガラクタン」や「マンナン」という成分によるものです。ガラクタンは免疫力を高めたり、血中のコレステロールの抑制、便通をよくする働きがあるとされます。マンナンも便秘予防や糖尿病予防などに効果があるといわれています。
●保存方法
さといもは冷蔵庫には入れないでください。暖かいところで採れるものなので、冷蔵庫に入れると低温障害を起こし早く痛んでしまいます。
また、土を洗い落としてしまうと乾燥して品質の低下が早まります。
土がついたまま新聞紙などに包み、風通しの良い冷暗所に置いてください。
レストランの一皿
レストランの一皿
煮っころがし

じゃがいも【馬鈴薯】

ナス科です!
原産地はアンデスの高地です。年2回(初夏6月と冬12月~)収穫できます。
海外では主食とする国もあり、主な成分はでんぷんです。皮や身の色、食感、甘み、煮崩れの仕方など、世界中に約2000種もの品種があるそうです。品種ごとに旬の時期にも違いがあり、それぞれの特徴によっておすすめの料理方法もさまざまです。
●イタリア語で、patata(パタータ)・英語で、potato(ポテト)・フランス語で、pomme de terre(ポム ドゥ テール)といいます。
ふく福ふぁーむでは、
・シャドークイーン(皮:、身:
・グランドペチカ(皮:/、身:
・ドラゴンレッド(皮:、身:
を栽培しています。

●収穫時期 6月上旬~・12月上旬~
●食べ方
皮にはクロロゲン酸が含まれているので、無農薬栽培のものは出来るだけ皮も食べるようにしてください。特に新じゃがは皮も薄いので美味しく食べることができます。しかし、芽の部分や、緑色をした皮の部分には、有毒なアルカロイド系の物質が含まれています。「ソラニン」という名前は聞いたことがあると思います。一定量を摂取すると、頭痛・腹痛・倦怠感だけでなく吐いたりします。小さな子供では重症になる例もあるそうです。必ず、芽は削り取って食べてください。また、発芽が進んでいたり、皮が緑になっているもの、食べたときに苦みを感じるものは食べないでください。
●栄養素や効能と食べ合わせ
ビタミンC、B1、B6も豊富に含んでいおり、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれます。特にビタミンCがたくさん含まれています。その量は、りんごの約5倍、ほうれん草やみかんなどと同じ位です。しかも、じゃがいものビタミンCはでんぷんに包まれているので保存や加熱しても壊れにくいです。カリウムも豊富で体内の塩分を排出してくれます。主成分はでんぷんで糖質類になりますが、カロリーは、さつまいもなどと比べてもずっと低く、かぼちゃと同じくらいです。
●保存方法
・常温保存:
土をよく落として(水で洗ったり、湿った布などで拭いたりしないでください。湿気はよくないです)、光が当たらないよう紙袋や米袋(ビニール袋は湿気るのでよくないです)などに入れて風通しのいい光の当たらない所で保存してください。蛍光灯の光でもダメです。光が当たると緑色になってしまいます。
・冷蔵保存:
1個ずつ(又は複数個小分けに)新聞紙やキッチンペーパーで包みさらにポリ袋に入れて口を軽く閉じて、野菜室に入れてください、水気があると傷みやすくなるので、乾いた状態で入れてください。新聞紙やキッチンペーパーが濡れてきたら交換してください。
中まで紫、シャドークイーン
グランドペチカ(デストロイヤー)
ドラゴンレッド、中は薄い赤色です!
レストランの一皿。シャドークイーンのポタージュ

スイスチャード【不断草】『イタリア野菜』

ヒユ科です!緑葉色野菜です!
和名では“ふだんそう”と呼ばれています。不断草(ふだんそう)という名前は、1年を通して絶えず収穫できることが由来だそうです。ほうれんそうと同じ科でビーツの親戚にあたるような野菜で、茎が赤・オレンジ・黄色・白・薄赤などカラフルです。この色はポリフェノールの一種で天然色素「ベタライン色素」によるものです。
●イタリア語で、bietola(ビエトラ)・英語で、swiss chard(スイスチャード)といいます。

●収穫時期 3月中旬~7月下旬・10月下旬~12月下旬
●食べ方
お浸し、炒め物、味噌汁の具、浅漬け、パスタ、スープ、キッシュなど
ほうれんそうと同じで、茹でると食べやすいです。大きな葉は茎の部分がしっかりしているので、茎と葉を分けて別々に下茹でしてください。10分茹でても、崩れずしっかりしています。ほうれんそうの代わりに使ってみてください!鰹節をかけポン酢で食べるだけでもシャキシャキと美味しく、胡麻和えやナムルにしても美味しいです。
●栄養素や効能と食べ合わせ
栄養価の高さでは野菜界でもトップクラスで抗酸化力も強く、カロテン、ビタミンA、C、E、K、マグネシウム、カリウム、マンガン、鉄分、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。にんにくと一緒に調理するとビタミンB1の吸収が良くなります。
●保存方法
鮮度が落ちるのが非常に速いのでなるべく早く食べてください。
保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包んで保存袋やポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
●見分け方・選び方
大きく育ったものは、アクがやや強くなるので、まろやかな風味のものがよければ少し小さめの若い葉を選んでください。
カラフルです!
炒め物

そら豆【蚕豆・空豆】

マメ科です!
そら豆は、いんげん豆、えんどう豆、落花生、大豆、ひよこ豆と共に6大食用豆と呼ばれています。名前は実が空に向けて上向きに実るからだそうです。熟してくると下を向きます。下を向いて筋が少し黒くなったら収穫です。
中の白い綿のような部分は葉や根から送られてくる栄養を蓄える働きがあり、豆の成長に合わせて豆に養分を送っています。食べてみるとほんのり甘くて風味もいいです。
●イタリア語で、fave(ファーヴェ)・英語で、fava bean(ファヴァ ビーン)といいます。

●収穫時期 4月下旬~5月下旬
●栄養素や効能と食べ合わせ
植物性たんぱく質、ビタミンB群を豊富に含んでいます。カリウム、マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルも豊富に含んでいます。
ビタミンやミネラルが豊富なそらまめは、疲労回復や夏バテ防止に効果的です。
また、強い抗酸化作用のあり、生活習慣病の予防が期待される“サポニン”が含まれています。"サポニン"は植物に含まれる苦味物質で、マメ科の植物に含まれています。豆をゆでると泡立ちますが、"サポニン"は水に溶かすと泡立つという特徴があるためで、昔はせっけんとして利用されていました。
●保存方法
鮮度が落ちるのが非常に早いです。特にさやから出した豆は味も落ちるのが早いです。なるべく早く食べ、残った場合は、すぐにかためにゆでて保存袋に入れて冷凍してください。

 
味噌煮
焼いただけでホクホク!

だいこん【大根】

アブラナ科です!葉は緑葉色野菜です!
古くから日本人になじみの深い野菜の一つで、春の七草のひとつに「すずしろ」がありますが、これはだいこんのことです。沢山の種類があり、大きさや形も様々です。
ふく福ふぁーむでは、
 ・紅くるり(赤)
 ・京むらさき(紫)
 ・ホワイトスティック(白)
 ・青大長(緑)
の4品種を作っています。
なるべく葉っぱも食べていただけるよう出来る限り葉っぱも一緒にお届けしたいと思っています。もちろん薬剤など一切使っていませんので安心してお召し上がりください。
●イタリア語で、rafano bianco giapponese(ラーファノ ビアンコ ジャッポネーセ)・英語で、Japanese white radish(ジャパニーズ ホワイト ラディッシュ)といいます。

●収穫時期 10月下旬~2月下旬
●食べ方
葉っぱは、炒め物や、細かく刻んでチャーハンにしたり、味噌汁の具にするとおいしく食べられます。ちりめんじゃことゴマを一緒にさっと炒めると、ふりかけとして美味しく食べられます。
●栄養素や効能と食べ合わせ
ジアスターゼという、でんぷん分解酵素が多く含まれており、でんぷんが分解され糖に変わります。消化を助け、胃酸過多・胃もたれ・胸やけなどに効果があります。
葉は緑葉色野菜になります。
非常に栄養価が高く、β-カロテンを多く含み、ビタミンCやE、カリウム、カルシウムも多く含んでいます。
●保存方法
葉付きの場合は、葉の部分から水分が失われるので、付け根近くから葉を切り落とし、根の部分と分けて保存します。本体は、ラップでくるむか、濡れた新聞紙で包んで保存袋に入れ野菜室に入れてください。
●見分け方・選び方
だいこんは、土の中で回転しながら育ち、その回転が多いほど辛い大根となり、少ないほど甘みがあります。表皮の毛穴を見ると回転しているものほど、らせん状になっています。また、葉に近い上の部分ほど甘く、先端に近づくにつれて苦みが増してきます。
4種類のだいこん
赤・白・紫・緑
中まで染まっています
酢漬け。ビーツ、きくいもと一緒に!

赤たまねぎ【赤玉葱】

ヒガンバナ科です!
目や鼻に刺激を与える成分は、「硫化アリル」といいます。この硫化アリルはさまざまな効能が知られています。しかし、水溶性のため生で食べるとき水にさらしますが、長くさらし過ぎると硫化アリルが流失してしまいますので注意してください。
切った後、空気に触れると成分が増えます。調理前、少し置いておくとよいです。
●イタリア語で、cipolla rossa(チポッラ ロッサ)・英語で、red onion(レッド オニオン)・フランス語で、oignon rouge(オニョン ルージュ)といいます。

●収穫時期 5月下旬~1月下旬
●栄養素や効能と食べ合わせ
含まれるポリフェノール(アリシン)には血液をサラサラにする作用があります。カリウムも豊富に含んでいます。赤たまねぎの、赤色はアントシアニンで優れた抗酸化作用を持っています。
消化液の分泌を促し、新陳代謝を盛んにする働きや、血をサラサラにする働きもあります。高血圧や糖尿病などに高い効果があると言われています。また、ビタミンB1と結合しやすく、ビタミンB1の吸収を促す働きもあります。
辛みと香り、涙を出させている成分は主に硫化アリルで、非常に揮発性が高く加熱することで別の物質に変化します。また、水にも溶けだし、肉や魚の臭いを消す働きもあります。

4月収穫の早生品種

チーマ・ディ・ラーパ『イタリア野菜』

アブラナ科です!緑葉色野菜です!
日本の菜の花にたいへんよく似たイタリア野菜です。ほろ苦さ・少しの辛味・ほんのり甘みがあり、ナッツに似た風味があります。
●イタリア語で、cima di rapa(チーマ ディ ラーパ)・英語で、turnip tops(ターニップ トップ)といいます。

●収穫時期 11月中旬~2月下旬
●食べ方
基本的には、炒め物・お浸し・和え物など日本の菜の花と同じ調理法・料理に使えます。ゆでると柔らかさと甘味が増し、日本の菜の花に近い味と食感になります。パスタ、リゾット、サラダ、グラタン、煮込み、ちらし寿司の具なども美味しいです!イタリアでのチーマ・ディ・ラーパの代表的な料理は、南イタリアのプーリア州の「オレキエッテ」という小さな耳型のパスタと組合せたものが有名で、味付けもにんにく・アンチョビ・オリーブオイルにチーズを加えたシンプルなものですがたいへん美味しいです。カンパーニア州ナポリ近辺では、たっぷりのオリーブオイルで蒸し煮にしたものとサルシッチャというイタリアのソーセージと一緒に食べるのが一般的だそうです!
●栄養素や効能と食べ合わせ
カロテンを豊富に含んでいます。カリウム、カルシウムをはじめ、マグネシウムやりん、鉄なども豊富に含んでいます。
●保存方法
鮮度が落ちるのが速いのでなるべく早く食べてください。
保存する場合は、湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包んで保存袋やポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。出来れば立てた状態で入れておく方が日持ちします。
右、チーマ・ディ・ラーパ 左、のらぼう菜

のらぼう菜

アブラナ科です!緑葉色野菜です!
菜の花によく似た野菜ですが、菜の花よりも苦味やエグみが少なく甘みもあるため、とても食べやすいです。江戸時代に幕府が「ジャバ菜」という名前で種を配布して栽培を奨励していたことで、飢饉(ききん)のとき、たくさんの命が救われたといわれています。


●収穫時期 3月中旬~4月下旬
●食べ方
パスタ、おひたし、胡麻和え、マヨネーズ和え、油との相性がよいのでバター炒めや肉炒めも美味しいです。味噌汁の具、軽くゆでてサラダにも使えます。
●栄養素や効能と食べ合わせ
カロテン、ビタミンC(小松菜の2倍近い量)、鉄分、食物繊維を豊富に含んでいます。
レストランの一皿

ほうれんそう【法蓮草】

ヒユ科です!緑葉色野菜です!
アメリカやヨーロッパなど世界各地で食用とされている野菜で、ポパイのホウレンソウの缶詰でも有名です。ビタミン、ミネラルなどをたくさん含み、非常に栄養価が高い緑黄色野菜です。東洋種は、葉の切れ込みが深くとがった形をしていてアクが少なく、お浸しにしても美味しいです。西洋種は、葉は切れ込みがなく丸みを帯びていて少し厚みがありますが、少しあくが強いのでソテーなどに向いています。市場に出回っているもののほとんどは、東洋と西洋の交雑種で、両方のいいところを残しています。
●イタリア語で、spinaci(スピナーチ)・英語で、spinach(スピナッチ)・フランス語で、épinard(エピナール)といいます。


●収穫時期 10月下旬~

●食べ方
クリームソースパスタ、グラタン、シチュー、キッシュ、肉料理の付け合わせ などいろいろな料理に利用できます。
●栄養素や効能と食べ合わせ
べータカロテンもたくさん含み、赤い根の部分にはマンガンが含まれ、骨の形成などに役立ちます。旬は冬です。旬に食べる方がビタミンCをたくさんとることができます。
●保存方法
乾燥に弱いので濡れた新聞紙などでくるみ、保存袋に入れて野菜室で保存します。
品種によって色合いが違います
レストランの一皿。ビーツ、きくいもと一緒に!

リーフレタス『イタリア野菜』 lattuga

キク科です!緑葉色野菜です!
結球しないレタスで、形・色、たくさんの種類があります。
リーフレタスは、緑黄色野菜です。結球する玉レタスに比べ、カロテンを約10倍含んでいます。年2回、初夏と冬に収穫できます。
ふく福ふぁーむでは、イタリアの品種で「ロロロッサ」、「バルバ・ディ・フラーティ」、「ビスシオロッサ」の3品種を作っています。

●収穫時期 5月中旬~6月下旬・10月下旬~1月上旬
●食べ方
サラダにする場合、包丁で切ると細胞が切断されて、切り口が茶色く変色します。これはレタスに含まれているポリフェノールが酸化するからです。手でちぎると、細胞があまり切断・破壊されず変色しにくいです。
ロロロッサ
バルバデフラーティ(修道士のあごひげ)
ビスシオロッサ
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